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「ハワイキヌイ・ヴァア」アウトリガーカヌーレース

Category: タハア島, フアヒネ島, ボラボラ島, ライアテア島

タヒチでヘイバに勝るとも劣らない人気のイベントがハワイキ・ヌイ・ヴァアです。

この島から島へとチームで漕ぎ渡るアウトリガーカヌーレースは単なるスポーツ大会ではなく、ポリネシア文化・伝統と海とのつながりを体現するものとされています。

レースは通常3日間にわたって実施され、3つのステージ(Étapes)で構成されます。

今回は第32回大会で、開催日は 2025年10月29日〜11月1日。舞台はフアヒネ → ライアテア → タハア → ボラボラ と、複数の島をまたぐ120キロメートルを超えるルートでした。

 よく紹介されるコース例(男子・シニア部門)

 Huahine → Raiatea:海上区間(例 約 44.5 km)

 Raiatea → Tahaa:ラグーン内/比較的短め(例 約 22 km)

 Tahaa → Bora Bora:再び海上区間(例 約 58 km)

  参加する年齢やカテゴリーによって距離・出発地・区間が異なります(例えば、女性部門やジュニア部門は短めのラグーン内コースなど)。

「va’a(ヴァア)」というアウトリガーカヌー自体がポリネシア人の航海・移動・交易の歴史と深く結びついており、このレースを通じてその精神・技術が祝われています。

出場チームも多く、時には100を超えるチームがエントリーするほどの人気で、シニア男子、ベテラン男子、女子、ジュニアのカテゴリーに分かれて競い合います。タヒチ国内の各地のチームのみならず、ハワイやニューカレドニア、遠くはフランスからのエントリーもあります。

アウトリガーカヌーとはいえ、外洋を6~7人(V6)の仲間と一緒にパドルでこぎ渡るには体力もそうですが、強靭な精神力が必要ですね。まさにたくましい海を冒険する民、ポリネシア人たちです。

応援する人達の熱量もかなりのもので、その日の出発地と帰着地には大勢の観客が集まります。選手たちが海上に出てしまうと、ボートで追いかけてカヌーと並走しない限りは応援ができないので、出発地と帰着地はいつも人でいっぱいになります。

さて、今年の優勝者は・・

Tane (男子総合): Shell Va’a が2025年大会(第32回)の総合優勝を獲得。第3区間の好走で差をつけ、最終的に大会を制しました。

Hine(女子総合):Team Hawaii(ハワイのチーム) が女子総合優勝。Ihilani Va’a(タヒチの強豪)は第1区間を勝ち、好成績を残したものの、総合では Team Hawaii が上回ったようです。

タヒチは常夏ですが、これからが真夏のシーズン。マリンスポーツも盛んになります!

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