「ハワイキ・ヌイ・ヴァア」

1992年に初めて開催されて以来、年々盛り上がりを見せている「ハワイキ・ヌイ・ヴァア」のレースが今年も開催されます。

ハワイキ・ヌイとは“Great Hawaiiki”という意味で、ハワイキの地はポリネシアの歴史において文明発祥の地であり、他の島々を植民地化していました。ヴァアとは6人乗りのカヌーを差し、タヒチの伝統スポーツです（英語ではアウトリガーカヌーとして知られています）。

全長128kmのレースコースは3区間に分かれており、リーワード諸島内のフアヒネ（Huahine）からスタートし、ライアテア（Raiatea）、タハア（Taha’a）と続き、ボラボラ（Bora Bora）にゴールが設定されています。

ヴァアは、ポリネシア人の移動手段であり、彼らが生き延びるために必要な動植物も運んでいました。ヴァアがあったからこそ、太平洋地域に大きな社会的、政治的、文化的、宗教的影響を与えることができたと言われています。

そんな背景からレースを見るとより面白さが増しますね。

今年は11月1日～4日に開催されます。

Mauruuru